2012年3月31日土曜日

珍念のひとりごと: 2009年12月


光陰矢のごとし・・もうすぐ新年を迎えますが!

珍念・書棚を整理してたら、古ぼけた読書ノートが

目に付きました。 読者の皆さまちょいと覘いて

戴ければ幸いです。

☆ フランスのパリ郊外の美しいピエーブルの森に

「ヴィトル・ユゴー文学記念館」があります。

文豪ユゴーゆかりの「ロシュの館」が1991年に開設されました。

記念館にはユゴーの直筆で丹念に直しが入れられた。

「レ・ミゼラブル」の校成刷り「8巻セット」も展示されています。

世界の宝ともいうべき、大変に貴重なものです。

☆ この不朽の名作をユゴーが執筆したのは、ナポレオン3世

の独裁と対決して、ガーンジー島で亡命闘争を繰り広げて

いる最中でありました。

その島での拠点であった「オートヴィル・ハウス」にユゴーは

2012年3月30日金曜日

移住労働者と連帯する全国ネットワーク (SMJ) ウェブサイト || イベント情報||



はじめに

 近年国連では、国際組織犯罪の防止そして人権の確保の両面から人身売買の防止に強い関心を示してきている。最近の注目すべき動きとしては、国連人権委員会が3年の任期で人身売買に関する特別報告者を任命したことがあげられる。特別報告者として、バングラデシュ女性法律家協会の創設者で現会長でもあるシグマ・フダ(Sigma Huda)さんが任命された。彼女の任務は、人身売買、特に女性と子どもの人身売買の被害者の人権問題に焦点があてられており、被害者の人権を保護するために要求される措置についての勧告を含めた年次報告書が出されることになる。

 しかし、なんといっても近年の大きな成果は、2000年11月に国連総会において「国際組織犯罪禁止条約を補完する、人身売買、特に女性と子どもの人身売買の防止および禁止ならびに処罰に関する議定書」(人身売買禁止議定書)が採択されたことである。同議定書は2003年12月15日より発効しているが、日本は未批准である。しかし、今、日本も同議定書の批准を見据えて若干の国内法整備を行おうとしている。

はじめて定義された「人身売買」

 そこで、まず人身売買禁止議定書とはどのような条約なのかについて簡単に説明したいと思う。人身売買禁止議定書は、@女性と子どもに特に留意しながら人身売買を防止および禁止すること、A人身売買の被害者を、その人権を十分に尊重しながら保護し支援すること、B以上の目的を達成するために締約国間の協力を促進することを目的としている。

2012年3月28日水曜日

チベット旅行者のための状況説明書:チベットを知るために


2008年版 チベット人権民主センター

目次

序文

「今、我々の2000年におよぶ長い歴史の中で、最悪の時代を迎えている。まことに、最も深刻な時代である。
今この時、チベットの国が丸ごと、その独自の文化遺産とともに完全に消え失せてしまうような、あらゆる危険にさらされている・・・。
現在の状況はまことに深刻で、生死に関わる問題である。
死が訪れれば、あとには何も残らない。」

ダライ・ラマ法王

この度、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)から、「チベット旅行者のための状況説明書」『Briefing Paper for Travelers to Tibet』を翻訳することができました。

この内容は、チベット人権民主センター(TCHRD)が、チベットの政治状況をあまり知らないか、全く知らない旅行者への指針 となるよう、また、状況をすでにご存知の方にも補完情報を提供するために、2008年に、この状況説明書を作成しました。チベット人権民主センターの許可の下、ダライ・ラマ法王日本代表部事務所(チベットハウス)が日本語訳したものであります。

本書を通じて、チベットを旅行するべきかどうか、どのように振舞うべきか、歴史的背景、チベットの現状の裏にあるもの、チベット自治区内、チベットの観光スポット、政治的にデリケートな日、チベットの祭り、よくある質問 (FAQ)などを御紹介するとともに、国際社会の皆様にチベットのためにこれからも変わらぬご支援をお願いしたいと存じます。

「チベット旅行者のための状況説明書」によってチベットの真実、苦難、希望と決意を広く皆様に知って頂ければ幸いに存じます。

日本語版の翻訳に携わってくださった吉田明子様に御礼を申し上げます。

ダライ・ラマ法王日本代表部事務所
代表:ラクパ・ツォコ

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はじめに

1959年以降、中国政府は欧米流の手法でチベットを開発し、「発展した国」だとするプロパガンダを長年、推し進めてきました。しかし、中国のやり方で、チベットの一般の人々の生活は改善しませんでした。 たしかに、都市部の一部に物質的発展はもたられました。でも、恩恵を受けたのは、土地供与やその他の特権を与えられた中国人移民だけで、チベット人の福祉は向上しなかったのです。また、中国のやり方は、チベットの都市部と農村部に、深刻な不均衡をもたらしました。

中国共産政権の占領が長期化するなか、チベット人は開発の恩恵を均等に受けられないのみならず、自由な表現、宗教信仰、独自の文化を維持する自由を奪われています。旅行者の皆さんは、チベットに行くと、自らの人権も否定されていることをすぐに実感されるでしょう。チベット人権民主センター(TCHRD)は、チベットの政治状況をあまり知らないか、全く知らない旅行者への指針 となるよう、また、状況をすでにご存知の方にも補完情報を提供するために、この状況説明書を作成しました。

旅行者は、チベットにとって大切な役割を担っています。近年、旅行者のなかには、チベット本土の一次情報を提供することで、国際社会にチベット支援の必要性を呼びかける人たちがいます。そうすることで、人権侵害を止めさせるよう、中国に圧力をかけることができるのです。チベット人権民主センターは、この説明書を読んだ皆さんが、チベットの状況を意識的に観察し、そして帰国後に、経験されたことを私たちや、それ以外の人々に伝えてくださることを望みます。

チベット訪問前にするべき最も大切なことは、その政治的状況を多少なりとも理解しておくことです。状況は刻々と変化しています。旅行者に対するルール・規制は事前通知が殆どないまま、恣意的に変更されます。意識的に観察することで、チベットに住むチベット人の日常の現実を理解できます。また、この説明書を読むことで、中国当局が見せようとしている表層的な現実の裏を見るにはどうしたらよいかが分かります。中国政府はこう言っています――「チベットの親中プロパガンダは、外国人にやってもらうのがよい。われわれ以上に上手にやるから」。この中国政府の態度からしても、チベットの真実の姿を見ることがそれほど容易くないとお分かりになるでしょう。

出発前に情報を仕入れてください。チベットの政治社会状況について書かれたもの、および、旅行ガイドの両方を読んでおいて下さい。貴重で興味深い情報を提供する、さまざまな良書やウェブサイトがあります。ダライ・ラマ法王やダライ・ラマ法王関連イベントの写真やビデオ、この小冊子や政治的な読み物、その他の、デリケートな書物を持ってチベットを旅行しては絶対、いけません。そうすることで、あなたに厄介が起きるだけではなく、あなたと接触した地元の人々にもトラブルが起きることになります!

この説明書における「チベット」の定義は、ウ・ツァン、カム、そしてアムドの三地方を含む伝統的なチベットの地域のことを指します。1951年にチベットを併合したあと、中国はチベットを七つの行政地域に分割し、最大の地域を「チベット自治区(TAR)」としました。今日、中国政府がチベットと言えば、チベット自治区を指しますが、それは本来のチベット平原の半分以下のサイズなのです。チベット自治区以外のチベット人の地域は、中国のいくつかの省に併合されました。これは、支配を有利に行うためになされたものです。アムドの大部分は、青海省に併合され、一部は、甘粛省と四川省にまたがっています。かつてのカム東部の公国群の大半は、四川省と雲南省に併合され、残りの小さな部分が青海省とチベット自治区に併合さ� ��ました。残りの地域であるウ・ツァンとカム西部(そしてチベット西部)を、中国当局は、正規にチベット自治区の72の郡と定めています。中国政府がチベットと言うときには、チベット自治区のことだけを指しているのです。しかし、本冊子では、チベット人が自分の国として認識している地域全体のことをチベットと呼びます。

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チベットを旅行するべきか?

中国は、チベット観光を大変な勢いで推し進めています。また、共産党政権の恩恵を受けたチベット―というイメージを広めようとしています。チベット旅行は、中国の言っていることが本当かどうか、また、中国に自国を占領されたチベット人に何が起きているのかを確かめる良い機会です。また、チベットの現実を国際社会に知ってもらう助けにもなりえる機会です。

多くの旅行者の報告は、中国の厳しい規制にしばしば制約を受けます。中国の威嚇に恐怖を感じると言った人もいます。その結果、多くの人々は、チベットを訪問することをためらっています。また、チベットでお金を落としても、所詮は中国政府を利するだけだから、チベット旅行はモラルに反すると考える人もいます。たしかに、移動やビザ取得にかかる費用が中国政府の財布に入ることを避けることはできませんが、注意深く、賢明に残りのお金を遣うことで、中国政府が儲けすぎないようにすることが出来ます。

外部情報へのアクセスが厳しく規制されているので、多くのチベット人は、国際社会が、どれくらいチベット問題に興味を持ち、また、インドのチベット亡命政権を支持しているのかを知らないでいます。こうした情報が、注意深い旅行者によって、賢明なやり方で伝えられれば、チベット人のモラル向上に多いに役立ちます。

何十年にもわたり、中国人は、チベット人に、その文化、宗教、言語は価値がないと思わせようとしてきました。しかし、今日、チベット人は、外国人が遠方から多大なコストをかけて自分たちの聖地を訪問し、その文化や言語に関心を示すシーンを目撃しています。このことは、チベット人に、自らの文化の価値を再認識し、それを守ろうとする気持ちを呼び起こすかもしれません。

チベット人は友好的で、明るい性格の民族です。ですから、外国人のなかには、チベット人は現在の状況に満足していて、自由のための闘争や、ダライ・ラマ法王に対する信奉は捨ててしまったと考える人もいます。それが本当かどうかを判断する良い方法は、ラサで毎週水曜日に祈りを捧げ、香を焚く儀式に参加する多数のチベット人を観察することです。チベットの占星術では、水曜日はダライ・ラマ法王の長寿を祈る特別の日です。とりわけ、ダライ・ラマ法王の誕生日(西暦で7月6日)を祝うことが1997年に禁止されて以来、チベット人は、監視の強化にも関わらず、水曜日の祈祷会に大挙して参加するようになりました。表面的にはチベット仏教の信仰は自由であるように見えます。しかし、騙されてはいけません。未だに厳し� ��宗教弾圧が行われています。

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どのように振舞うべきか?

近年、旅行者のあいだで「世界の屋根」チベットの人気が非常に高まっています。その美しい僧院、雪を抱く山や谷、チベット人の自然に即した生活様式を見るために、世界中から旅行者が大挙して訪れています。

一般に、チベット人は自然に従ったシンプルな生活をしており、物質主義とは一線を画しています。チベット人の生活は古来より宗教に根ざしており、チベット人のほぼ全員が、全ての生き物は平等と考える仏教を信奉しています。

地元のチベット人は旅行者を歓迎し、チベット文化や、その他チベット人特有のテーマに対して興味を示す人には率直に話をしてくれるはずです。村を訪問して村人に相談すれば、都会で泊まるよりもずっと安い値段の宿を紹介してくれるでしょう。貧しい村に宿泊することで、こうした人々の生活を経済的に支えることにもなります。

チベットの村で、衛生に対する知識を無償で村人に教えることで、彼らを大いに助けることができます。また応急手当の方法、事故に対する対処法等の情報も、感謝されるでしょう。

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チベット人に話しかける

チベット人と日常会話を交わせば、彼らがオープンで友好的な人々だということが分かるでしょう。しかし、出国後、その情報を外の世界に広めるかもしれない外国人と、政治的話題について話したり、人権に関する情報を提供することは、チベット人にとってとても危険なことです。ツアーガイドや一般のチベット人と政治的な会話をしようとしないでください。このような情報を無理やり手に入れようとすると、チベット人を拘置、逮捕、懲役などの危険にさらします。あるいは、チベット人が自分の方から、人権状況について話してきたり、あなたとデリケートな話題を語りたがるかもしれません。そうした場合も、彼らを煽るようなことはしないで下さい。チベット人の中には、明らかに危険だと知っていても、危険を顧みず、� ��えて行動しようとする人がいます。たとえチベット人が自分からそうしたとしても、彼らがあなたと接触することによって直面するリスクを過小評価しないで下さい。

チベット人と話をするとき、隠しカメラや盗聴の危険がないかどうか、いつも確認して下さい。たとえば、スノー・ランド・ホテルの向い側にある有名な喫茶店は、地元では、人ごみの中にスパイが混ざり込んでいることで有名です。また、レストランで一人で食事をしている客もスパイかもしれません。ディスコやカラオケにたむろしている人々の中にもスパイがいます。チベット人の家庭に欧米人が泊まった場合、隣人がそのことを当局に報告することがあります。

チベット人が自分の方から語り始めたり、あなたに情報を外部に伝えるよう頼んできた場合、あらゆる角度から慎重に状況を観察して判断してください。信頼できる筋からの情報は、チベット人権民主センターのような組織に役立ちますが、同時に大きなリスクを伴います。語られた内容を事後的にノートに書き留めることも可能ですが、拘置され、身の回り品が調べられ、書いた内容が閲覧されるという、ワーストシナリオを常に念頭に置いてください。情報源の身元を明かさないよう、名前は伏せ、他人が読んでもすぐには情報の内容が分からないような書き方をし、出国してから改めて正確な情報を再構築してください。詳細な内容は、ラップトップPCから、もしくは帰国後にチベット人権民主センターに送ってください(Eメー ルアドレスは、この小冊子の最後に記載されています)。

亡命チベット人のコミュニティのことはあまり知られていません。チベットを訪問する前に、ぜひ、インドのダラムサラの亡命コミュニティを最低でも一つは訪問してください。ダラムサラは、ダライ・ラマ法王とチベット亡命政権、亡命チベット人、そして、そこで生まれたチベット人にとって、第二の故郷です。インドに亡命してきたチベット人と話をすることで、彼らがどうして故郷を逃れてきた理由や、亡命生活の様子などを学ぶことが出来るでしょう。

しかし、チベット本土では、そうした話を現地の人とすば、あなたがその人を大きな危険に陥れることを忘れないで下さい。最悪の場合、あなた自身が拘置と尋問の対象になる可能性があります。そして、そのチベット人は、中国当局による拷問と投獄の対象になりかねません。

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写真について

写真は、チベットに関するさまざまな情報を提供します。話をすることが危険な国において、また、言葉の壁があるとき、写真は言葉を必要としない貴重な情報です。非日常的な出来事、暴動などは、危険だが絶好のシャッターチャンスです。しかし、日常的な光景の写真も、それと同じくらい重要です。チベット全域での人々の生活の様子を、そして中国人がもたらした変化をカメラに収めてください。もちろん、「詮索好きな観光客」は歓迎されないということをいつも念頭に置いてください。中国当局は、あなたに思う存分、写真を撮らせておいて、出国の際にフィルムやメモリーカードを丸ごと取り上げてしまうかもしれません。だから、くれぐれも目立たないように行動してください。

ラサをはじめとするチベットの都市における、娼館と売春婦の数に注意を払ってください。売春問題は、孤立した問題ではなく、社会的文脈で捉えられるべき問題です。中国当局が売春を放置する裏の政治的な意図は、ダライ・ラマ法王の影響を一掃し、チベット人を道徳的に堕落させることにあるのです。(行政区としての)ラサには約2,000の娼館があり、10,000人の売春婦がいるといわれています。そうした娼館が、どれも、聖なるコーラ(周遊行脚道)に面しているのは、故意のものです。

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公安

中国は、チベット中に公安ネットワークを張り巡らせていますが、もっとも緊密なネットワークは、チベット自治区内にあります。公安システムのうち、最も目立つものは、ラサのポタラ宮殿、ジョカン寺、バルコル(八角街)道などに設置されたカメラと、制服姿の警官、軍人などです。しかし、これらは監視システムの氷山の一角、ほんの表層に過ぎません。呑気で幸運な訪問者は、自分がどれほど厳しい監視の下に置かれていたか、気がつかないまま旅行を終えるでしょう。しかし、観光客が、たとえ善意に基づいたとしても、不注意な行動をとれば、チベット人を深刻な危険にさらすことになります。

制服の警官に加え、膨大な数の私服警官がおり、それらがスパイの大きなネットワークと関係を持っています。デプン僧院、セラ僧院といった代表的な観光地では、あなたに近づいて政治談議を語り始める人や、ダライ・ラマ法王の写真をせがむ人がいます。

チベットからの国際電話は全て北京経由となっており、録音、監視されています。チベットに言論の自由はありません。また、Eメールは、トリガーワードによってフィルターがかけられており、特定のウェブサイトにはアクセスが出来ません。アクセスできないからと言って、何度もトライすると、あなたが使っているインターネット・カフェとあなた自身が当局の関心を捉えることになります。

チベットから政治的なことをEメールで発信する場合、その内容も検閲対象です。中国当局はパケット・スニファーを使って、Eメールを含むインターネット取引を検閲し、デリケートな用語が使われている文章をブロックするようです。ヤフーですら、中国政府とウェブ検閲についての協約を結んでいます。インターネット・カフェを経営し、生計を立てている人たちのことを思いやってください。また、その経営者がチベット人だった場合、中国の検閲に違反したときの懲罰は、いっそう厳しいものになるということを忘れないで下さい。「チベット」で行うあらゆる検索、全ての国際的なチベット・サイト、米CNN、英BBC、リポーターズ・サン・フロンティア(RSF)、豪ABCなどのサイトは全てアクセス禁止となっています。

以前は、中国の公安は、部署によって違う色の制服を着ていましたが、2001年5月から青に統一されました。その結果、八角街・バルコル・パトロール(バルコル内のパトロール、清掃、秩序維持を担当する、中国当局に雇われた失業中の若者、浮浪者)、PAP(人民軍警察。暴動を鎮圧するために特殊な訓練を受けている)、PSD(公安局。チベット自治区における刑事裁判を管轄)は、腕章の漢字による記載でしか識別できなくなりました。その全てはラサで活動しており、それ以外にもPSDの私服警官がいます。

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宿泊施設

たとえ招かれても、チベット自治区内でチベット人の家庭に泊まることは禁じられており、これに違反すると招いた家庭は深刻な報復の対象となります。たとえ、正式に認可されている場所でも、家族は当局の監視下に入ります。昨今のチベットの政治状況に鑑みると、手紙、電話、Eメール、ファックスは検閲の対象となり、監視されていると考えた方が良いでしょう。あなたは、常に監視されているのです。

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言語

挨拶の言葉、「タシ・デレ」をチベット語で言うだけで、チベットの人々は、非常に喜びます。そうすることで、彼らの言語と文化に対する尊重の念を示せるのみならず、あなたが、平均的な観光客と違って、チベットとそこに住む人々に関心を持っているのだということを示せます。また、友情の扉を開くきっかけにもなります。チベット人の多くは、好意を示す外国人相手に英会話の練習をしたいと思っています。そうしたチベット人と、政治的にデリケートな内容をはずして、会話を交わすことが出来ます。これら政治を話さずとも、日常会話は、彼らの置かれている状況を学び、理解するための大きな助けになります。たとえば、家庭での生活や、日常的な生活の方法――具体的には学校のこと、仕事のこと、税金のこと、医療� ��こと、人生観。彼らが語らないことから、多くのことを学ぶことができます。チベット語の単語を知っているなら、現地の中国人にもチベット語で話しかけてください。

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服装

季節に合った、ゆったりとして丈夫で着心地の良い服を着て旅行して下さい。ラサやシガツェのような大都市を別にしたら、未だに1980年代の流行から卒業できていないチベットに、最新流行の服はふさわしくありません!北京、上海、そして香港から来る女性旅行客は、身体にぴったりした、露出度の高い服装をしていますが、あなたもそのような格好をしていたら、無知な観光客と思われるでしょう。依然としてチベットでは、礼儀正しい、きちんとした服がスタンダードです。またチベットの自然条件を考えれば、機能性、実用性が、何より一番、服装に求められるものです。チベットでは、ディスコを除いて、ドレスアップするナイトライフは殆どありません。チベット人の大半は、露出度の高い肉体よりも、彼らの感受性が尊重 されることを評価するでしょう。

チベット様式の服を着るとチベット人は喜びます。チベット語を話すこと同じく、そうすることで、彼らの文化を興味深く価値があると思っていると伝えることが出来るのです。簡単なチベット様式のシャツを着るだけでそれを伝えられます。しかし、外国人がチベットの伝統的な正装をすると、チベット人からは喜ばれるものの、中国当局の望まぬ関心も呼ぶことになります。もちろん、ポタラ広場の「観光客がチベット人の服を着て写真を撮るゾーン」で着るのであれば、その限りではありませんが!

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野生動物保護支持について

チベットの絶滅寸前の動物を保護するため、野生動物を使った製品を買わないで下さい。もし、お店やマーケットで絶滅種の動物の皮を使った製品を見たら、写真を撮って、チベット民主人権センターに送ってください。希少な動物の皮を取引することは中国の国内法、および国際法違反ですが、この分野に関しては中国は、法を遵守させるための努力を殆どしていません。